サラリーマンエンジニアとは違い、フリーランスエンジニアは会社に雇用されず個人で事業を行っていくエンジニアのことをいいます。
「会社員で実力を付けて、ゆくゆくは独立だ!」と考えているエンジニアが実際にフリーランスになると、
自分で仕事を探し(営業し)、企業との交渉や契約などをすべて1人でしていかなくてはならない現実に直面し、往々にして死にます。
ろっこ
加えて自分一人で会社との交渉や契約を行ってしまうと、足下を見られて単価を安くされてしまうこともあります。
フリーランスエンジニアになると、エンジニアとしての仕事以外に時間と労力をとられるため、なかなか実力が発揮できないんですよね。
そんなときには、エージェントを頼るのが理想的だと言えます。
個人のスキルや希望に合わせた仕事を紹介してくれたり、面倒な契約処理を代行してくれるサービスです。
もしも私が営業や雑務の処理をエージェントに任せていなければ、今のような悠々自適な生活は無理だったと思います。
おそらく、多忙で死ぬか仕事が取れないでお金なくて死ぬかの二択だったかと思います。
特に、「技術には自信はあるけれど、営業や交渉ごとが苦手なエンジニア」は絶対にエージェントを頼るべきです。
今回の記事では、私が実際に利用してみて「これはオススメできる!」と太鼓判を押せるエージェントのみを厳選して紹介します。
目次
本気でオススメ!エンジニアエージェントTOP5
1:レバテックフリーランス
レバテックフリーランス(運営:レバテック株式会社、レバレージズ株式会社の子会社)は、フリーランスエンジニア業界の中でも抜群に認知度が高く、専門知識が豊富なコーディネーターがいることが特徴です。
先輩エンジニア達から、「フリーになるならとりあえずレバテック登録しとけ!」と言われることも多い定番のエージェントです。もちろん会員登録は無料です。
レバテックフリーランスは、間に中抜き業者を挟まず発注元の会社と直接取引きをすることでマージンを低く抑えています。そうすることによって能力のあるエンジニアに高い報酬を支払えるようにしています。
その結果、契約継続率は非常に高く、なんと90%以上! 駆け出しでも生活の心配をしなくて済むのがうれしいですよね。人気のエージェントであることがよくわかります。
会員登録は無料であり、一度面談をして希望する条件を伝えておくと、一定期間で仕事を紹介してくれます。
またレバテックフリーランスは、エージェントの担当者が年に何千回も契約会社に実際に足を運んでいるので、会社の雰囲気や相手から求められるスキルなど、少し踏み込んだ情報を得ることができるのも魅力です。
担当のスタッフから経歴のアピールポイントや面接での受け答えをアドバイスしてもらえるため、相手の会社から断られることも少ないです。
仕事が始まってもサポートは充実していて、定期的にカウンセリングもしてもらえるため、相談することで解決に向けての交渉も行えます。
情報収集をしたい人やフリーランスエンジニアになるかまだ決めていない人でも無料で利用できます。
エージェントの担当スタッフの人も、とても丁寧でいい印象でした。
レバテックフリーランスのデメリット・悪い部分
レバテックフリーランスの運営元の会社は、実績年数が短いということもあり、新規案件は増えてきていますが、他のエージェントと比較すると案件が少ないというデメリットもあります。
サポート力は万全ですが、案件が少ないという面を考えると、多くの案件を求めている人は複数のエージェントに登録することをオススメします。
余談ですが、レバテックフリーランスは、運営会社やサービス名の変更があり混乱する部分がありますが、仕事内容や取引などで困ることはなかったため、安心して登録して大丈夫です。
ろっこ
2:ギークスジョブ
契約決定率も70%以上となっているため、仕事も獲得しやすい環境です。案件数も業界の中でトップ3に入るくらい多く、全国に幅広く対応しています。
ギークスジョブは多くのフリーランスエンジニアと契約しているため手数料が少ないこともいい点で、総合的にバランスのとれたエージェントです。
その他にも、1つの仕事が終わる1ヶ月前くらいには次の案件を紹介してくれるため、仕事が途切れて困ることはありません。
会計の処理や確定申告のサポート、報酬の受け取りが早いなどサポートも充実しています。報酬金アップのためにいろんなエージェントに乗り換えてきましたが、ギークスジョブは、報酬アップができるように案件を紹介してくれます。
ろっこ
またギークスジョブはフリーランスエンジニア1人につき、営業とカウンセリング、サポートの3名の専任担当がついてくれるため、安心して頼ることができます。
ギークスジョブは、他のエージェントと比べて、報酬を受け取れるのが早く、案件が終わった翌月の25日に報酬を受け取れます。
貯金に余裕がない人や早く報酬を受け取りたい方はオススメです。
また、スキルアップのためのセミナーやフリーランスエンジニア同士の交流会も開催しているため、情報交換にも役立ちます。
ギークスジョブのデメリット・悪い部分
ギークスジョブに登録する際に知っておいてほしいことは、「在宅でできる仕事」が少ないということです。
これは、どのエージェントでもあることですが、ギークスジョブは特に少ないように感じました。
ろっこ
3:Midworks(ミッドワークス)
仕事を得ることができなくても、個人のスキルがエージェントの査定と合えば、収入を保証してくれるというメリットがあります。
また、交通費などの必要な経費も保証してくれます。
エージェント業界の中では珍しい点もあり、ミッドワークスは発注金額を公開しているため、透明性の高さもかなりいい点だと思います。
ろっこ
しかもなんと、Midworksではスキルアップを目的とした勉強会費等は月1万まで支給してくれます。これはすごいことですよね。熱心なエンジニアであれば、1万円無料でもらえるのと同じようなものです。
そしてそれが、最終的に自分の収入UPにつながります。
Midworks(ミッドワークス)のデメリット・悪い部分
ミッドワークスに登録する前に知っておいてほしいことは、地方案件が少ないということです。逆に東京方面にはかなり強めです。
仕事の案件数や登録しているフリーランスエンジニアの数でいうと、大手のエージェントよりすこし少ないですが、報酬率も保障も少し高めに設定してあるので、他のサイトと併用しての登録がオススメです。
ろっこ
⇒Midworks(ミッドワークス)に登録するにはこちらをクリック
4:PE-BANK
全国平均に比べても月収、年収ともに高収入であり、フリーとなった人の負担となる営業や事務処理などもしっかりと代行してくれます。
PE-BANKは、独自の共済会制度があり、所得保障手当や入院日割手当、がん共済などの待遇があるため安心です。会費は、月2500~12900円くらいでした。
福利厚生も充実しており、定期の健康診断やフィットネスクラブの補助金制度、メンタルヘルスケアなども行っています。
個人としては、フィットネスクラブの補助金が年1回上限1万というのは、なかなか厳しいなと感じました。
首都圏がメインとなっている仕事が多いですが、関東エリアの他にも、関西エリア、中部エリア、東北エリア、中国・四国エリア、九州エリアなど幅広く取り上げています。
地方でフリーランスエンジニアを目指す人には特に登録をオススメします。
もう1つのメリットとして、手数料が1年単位で安くなっているのも見逃せません。
フリーランスエンジニアになると、自分の技術を磨いていく機会がなかなかないのが現状ですが、PE-BANKでは教育補助金制度があり、試験の種類(情報処理技術者試験、ITコーディネーター試験など)によっては合否に関わらず受験料を全額補助してくれたり、その他の試験でも合格は全額、不合格の場合でも半額補助してくれる制度もあります。
PE-BANKのデメリット・悪い部分
PE-BANKに登録する前に知っておいてほしいことは、仕事をしてから報酬が振り込まれるまで約2ヶ月間かかるということです。
手元にある程度の貯蓄があればいいですが、無収入の期間があると困る人は、このエージェントは向かないかもしれません。その他のエージェントでも、2ヶ月くらいはかかるので、2ヶ月分の生活費などは貯めておくといいと思います。
ろっこ
案件探しは複数のエージェントが基本! 掛け持ちでいいとこ取りをしよう!
例えば就職活動で、リクナビやマイナビなど複数のナビに登録するのと同じように、エージェントもまた複数掛け持ち登録が基本です。
どのみち自分の希望に合った優良案件しか応募しないため、複数のエージェントで網を張ってようやくそれなりのエントリー件数になります。
加えて同じ案件に応募するにしても、複数のエージェントに登録していればエージェント間で競争が過熱するため、より良い条件を引き出しやすいです。
上記にご紹介したエージェントは、良いところと悪いところの両方をしっかりとお伝えしましたが、基本的には全部登録することをオススメします。
ろっこ
複数掛け持ち登録しておくと、競争が過熱するのと、価格交渉の材料が増えるため、相乗効果で収入が大きく増えるんです。
別に自分の希望する案件がなければ応募する必要はないため、登録だけしておいても問題ありません。
最後に
フリーランスエンジニアになって私自身思ったことは、正社員のときよりもフリーランスになったときのほうが、報酬、年収ともに上がったということです。
会社員のときのほうがいいことももちろんありますが、フリーランスのエンジニアになっていい面としては、作業をする時間が自由に決められ、いろんな現場で経験を積めること、通勤のストレスから解放されることなどが挙げられます。
エージェントを利用し、仕事の選択の幅を広げるのも1つの手です。いろいろなメリット、デメリットを含めてフリーランスエンジニアになるのか検討し、フリーランスになると決めたときは上記のエージェントを参考にしてもらえたらと思います。